日本の小学校で英語力を伸ばすには
6歳までに「読書教育」へシフトすることが大切
しかし、インターナショナルスクールやイマージョンスクールに通わせるのは、一般的な日本人の親にとってハードルが高いですよね。日本の小学校に通わせながら、子どもの英語力を伸ばしていく方法はないのでしょうか?
東京都に住むT君は、小学3年生で「英検2級」に合格しました。リスニングは満点で、総合でも東京都内上位2%という好成績でした。でも、T君は帰国生でもインター生でもありません。日本の公立小学校に通いながら「英語の読書」で高度な英語力を身につけた「国産バイリンガル」です。
そんなT君が5歳の頃から続けていたのが、「英語で本を読む」ことです。
読書ほどパワフルな「インプットソース」はありません。聞く、話す、書くよりも「読むこと」が最も効率的に英語の大量インプットを実現できます。理屈では、わずか「10分の読書」で「1000単語以上のインプット」が可能なのです。
6歳までの英語教育で重要なのが、プリスクールや英語教室で培った「英会話力」を「英語の読書力」につなげることです。多くの親がこのことを知らず、子どもが小学生になっても「英会話中心」の英語教育に終始しています。
小学校に通い始めたときに起こる「英語力低下」を食い止め、さらに小学校時代を通して英語力を伸ばしていくには、小学低学年までに、英語教育の重点を「英会話」から「読書教育」にシフトすることが大切です。
私は20年以上英語教育に関わってきましたが、日本国内でバイリンガルレベルの英語力を身につけた子どもは、例外なく「英語の読書力」を身につけています。読書力が身につけば、インターに通わなくても、「自学自習で」英語力を向上させていくことが可能なのです。
読書教育は
「超簡単な短い本」からスタートする
「英語の読書」と聞くと、分厚いペーパーバックを読む「修行」を連想するかもしれませんが、子どもの読書教育は「超簡単で短い本」からスタートします。1ページに英文が1~2行、全体で8~16ページ程度の薄い本で、各ページにイラストが含まれていることがポイントです。このような本でしたら1冊を1~2分で読み終えることができます。
英語圏にはアルファベットを読み始めた子どもが、無理なくリーディング力を身につけられるように、単語数、単語の難易度、文法の難易度などの読書レベルが分類された超簡単な短い本(Guided ReadersやLeveled Booksと呼ぶ)がたくさん販売されています。
これらの「超簡単で短い本」を活用することで、子どもは自分の力でリーディング力を伸ばしていくことができるのです。習熟度に合わせて少しずつ本の難易度を上げていけば、やがてネイティブレベルの本が読めるようになります。
Amazon.com(アメリカのサイト)で「Early Readers」「Beginning Readers」というキーワードで検索すると「超簡単で短い本」を見つけることができます。以下、アメリカの子どもたちに人気のシリーズを列挙しておきますので参考にしてください。
・Sight Words Readers Parent Pack(Scholastic)
・Bob Books Series (Bobby Lynn Maslen)
・My First I Can Read (Harper Collins)
・Step into Reading Level 1~2 (Penguin Random House)
・Ready-to-Read Pre Level 1~Level 1 (Simon Spotlight)
英語の「正しい発音」を
身につける方法は?
子どもの「読書教育」のスタートが「フォニックス」です。「フォニックス」は英語の「ひらがな」であり、「A=ア」「B=ブ」「C=ク」という要領で、アルファベット26文字と「音」の関係を教える指導です。
日本では「A=エイ」「B=ビー」「C=シー」とアルファベットの「名前」を教えますが、これを覚えても簡単な3文字単語の「BED」すら読むことができません。「BED=ビー イー ディー」になってしまいますね。でもフォニックスを学ぶと「BED=ブ ェ ド」と正しい発音で読めるようになります。
子どもにフォニックスを系統的に指導することで「ネイティブ発音で英語を読む力」を育てることができます。日本でもフォニックスを学べるプリスクールや英語教室が増えていますので、学校選びの基準に加えておくと良いでしょう。
私が20年かけて開発し、全米第2位を獲得した「オンラインフォニックス」も、お子さんの読書教育に活用していただければ幸いです。
TLCフォニックス:https://tlcphonics.com/












