そこで私は、マイルールとして「2次会には行かない」と公言しています。あらかじめ公言しておけば、まわりの人も「安斎は2次会に来ないから」と理解してくれるし、「1次会のうちに安斎と話しておこう」と考えてくれます。
ポイントは、「行きたくないのではなく、行きたいけれど我慢している」と伝えること。そうすることで角を立てずに、円満に帰ることができます。
このようにマイルールをつくることで、ソーシャルノイズの誘惑を断ち切り、静かな時間を確保することができます。1次会で帰れば家でゆっくり過ごせるし、翌朝もカフェで、スッキリした頭でノートに向き合うことができます。
つまり、「2次会に行かない」というマイルールは、私にとって静かな時間を確保するための重要なルールになっているわけです。
他にも、「年賀状は返さない」「案件数の上限を決める」など、自分なりのマイルールをいくつも設定しています。みなさんも自分に合ったルールをつくって、「静かな時間の貯金」を増やしていくことをおすすめします。
仕事を主体的にサボる
「創造的怠惰」のすすめ
ここまでの話を言い換えると、結局のところ「うまくサボる」ということになります。
「戦略的にサボる」「クリエイティブにサボる」と言ってもいいでしょう。
つまり、ソーシャルノイズから距離を取り、静かな時間を確保するのがうまい人は、「サボるのがうまい人」でもあるのです。
日本語の「サボる」という言葉は、フランス語の「サボタージュ」という言葉に由来しています。「サボ」とは木靴(Sabot)のことで、産業革命の時代に仕事に不満をつのらせた労働者が、自分の履いていた木靴を機械に投げ込んで、生産を妨害したことから生まれたと言われています。
資本主義的な生産活動にノイズを投げ込んで、中断を生み出すこと。既存のしくみに静かな摩擦を起こして、仕事に「問い」を投げかけること。それがサボタージュの本質といえるのです。







