清掃作業をする作業服姿の男性写真はイメージです Photo:PIXTA

人生100年時代、定年後もまだまだ働き続けたい人は年々増えている。そんなシニア世代に向けて、中高年の就活に長年携わってきたキャリアコンサルタントが「シニア就活」のノウハウをアドバイスする。※本稿は、主婦の友社(編集)、キャリアコンサルタントの西村栄子(監修)『定年後の働き方で知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)の一部を抜粋・編集したものです。

定年後の給料は
現役時代の6~7割

 定年後の給与はどのくらいか、最も気になるところ。次ページのデータでは、60代以上は正社員でも年収400万円以下の人が半数。現役時代と比べて収入が下がるのが一般的です。継続雇用で仕事内容が変わらない場合でも、収入は現役時代の6~7割程度になる人が多く、アルバイト・パートではさらに低くなります。

 ただし定年後の働き方を考える場合、給与額だけで判断するのではなく、年金の受給額、働く目的、さらに健康面や生活時間とのバランスを含めて総合的に設計することが必要です。

 フルタイムでひとつの仕事をするだけでなく、複数の仕事をする、勤務日数や時間を調整して自由な時間を楽しむなど、働き方も柔軟に考えてみましょう。アルバイト・パートは短時間だけ働きたい人が多い中、現実にはそれより長い時間で希望する以上の収入を得ているという調査結果もあります。

 いっぽうで、近年は人手不足を背景にシニア人材への評価が見直されつつあり、待遇改善の動きも出ています。専門技術を生かす、人手不足の業界にチャレンジするなどで、現役並みの収入を得られる可能性もあります。