終値で7万2366円34銭を記録した日経平均株価 Photo:EPA=JIJI
日経平均株価は、TOPIXとも、
トヨタやNTT株とも異なる値動き
日経平均株価は中東情勢の悪化などもあってこのところ調整色を強めるが、6月22日、25日には7万2000円台(25日の終値は7万2366円34銭)の最高値を更新するなど、年初の5万1000円台から著しく上昇している。
しかし、個別企業の株価を見ると、トヨタ自動車やNTTなどはそれほど顕著に上昇していない。期間の取り方によっては、むしろ下落している。トヨタ自動車もNTTも巨大な企業であるから、日経平均に大きな影響を与えるような気がする。
しかし実際には、日経平均の動きは、トヨタやNTTの株価の動きに比べるとかなり異なる。
またTOPIX(東証株価指数)と比べても様相が違う。昨年末に比べ今年6月末のTOPIXの上昇率は約12%なのに対して、日経平均株価は3倍以上の約39%という高騰だ。
いったい、なぜこのような現象が起きるのだろうか?
AIブームに沸くアメリカの株式市場にけん引される形で日経平均株価も上がってきた面もあるし、上場企業全体の収益も好調だ。こうした要因が日経平均株価の活況を支えている面はあるだろう。
だがそれだけでは説明がつかない。日経平均株価の突出した上昇率には、株価指数の構造から生じる問題が含まれていることに注意が必要だ。







