米連邦準備制度理事会(FRB)のケビン・ウォーシュ議長は、金利決定が直近の月次データに左右されない中央銀行を思い描いている。しかし、その構想の実現は先送りせざるを得ないかもしれない。今後1カ月以内に発表される二つのインフレ指標は、政策当局者が9月の利上げを強く求めるか、それとも据え置きを続けるかの決め手となる見通しだ。12日に発表される7月の消費者物価指数(CPI)が落ち着いた数値となれば、ウォーシュ氏自身、また米経済の読み違いがなかったか推し量っている政策委員会にとって、圧力が和らぐことになる。逆に指標が高止まりした場合は、同氏は先月言葉で伝えるのに苦労した内容を、行動で示すよう迫られる可能性がある。