英イングランド東部ノーフォーク州にある人口約2万5500人の市場町セットフォードは、1540年にヘンリー8世の行った修道院の解散が地域経済に打撃を与えて以来、おおむね平穏だった。しかし先週、暴力事件が数夜にわたって起きたことで、一躍注目の町となった。近くの旧空軍施設に亡命希望者を収容する計画に憤慨した群衆が、移民らが保護されているとみられる建物を襲撃した。先週末にかけて一時的な平穏が戻ったものの、英当局は外国人排斥の暴力行為が拡大しかねないと懸念している。セットフォードは移民――そして大量移民への地元住民の抵抗――がニュースの見出しを飾っている場所の一つに過ぎない。モロッコからスペイン領の飛び地セウタへと国境を越えて押し寄せる移民らの映像は、それを見た世界の人々に衝撃を与え、スペイン政府に新たな頭痛の種をもたらした。これを受けてイタリアのジョルジャ・メローニ首相は、スペインから渡航する非欧州人に対する国境管理を導入した。
【オピニオン】移民問題、世界的な火薬庫に
現代の「大量移民時代」が終わりつつある中、各国は行動しなければ反発招く恐れ
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