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宝くじで12億円が当たった人、株の値上がりで10億円を超える資産を得た会社員、親から億単位の遺産を相続した人――。突然、大金を手にした人の話を聞けば、多くの人は「もう一生安泰」「うらやましい」と思うのではないでしょうか。
しかし、会社経営者や地主、資産家の相続・事業承継など、数多くの資産管理の現場を見ていると、その後の現実は必ずしも幸せなものとは限りません。数年で資産の大半を失い、人間関係まで壊してしまう人がいる一方、大金を手にしても人生を崩さず、資産を守り続けられる人もいます。両者を分けるものは何なのでしょうか。(アレース・ファミリーオフィス代表取締役 江幡吉昭)
宝くじ、株、遺産相続…
突然お金持ちになった人が、「数年で身を崩す」ワケ
・宝くじで12億円が当たった人。
・株の値上がりで10億円を超える資産を得た会社員(キオクシアを想定したが株が下がってしまいましたが)。
・親から億円単位の遺産を相続した人。
上記のように一晩で巨額のお金を得た人の話を聞くと、多くの人は「もう一生安泰だ」「勝ち組だ」と思うのではないでしょうか。
私はこれまで、会社経営者や地主、資産家の方々の相続・事業承継など、資産管理の現場を通じて数多くの人生を見てきました。その経験から言える答えは「否(ノー)」です。
驚くことに、突然大きな資産を手にした人が「幸せ」になるとは限りません。むしろ数年後には資産の大半を失い、人間関係を壊し、精神的にも追い込まれてしまう人が後を絶たないのです。みなさんも一世を風靡したプロボクサーであるマイクタイソンが数百億円を稼いだ後に破産するなど、著名人のこの手の話は記憶に新しいと思います。
一方で、資産を着実に守り、人生をさらに豊かにしていく人も(多くはないですが)確実に存在します。
その違いは「金融知識」の有無ではありません。
では、突然手にした大金で身を崩す人と、資産を守り続けられる人は、いったい何が違うのでしょうか。
実は、大金を手にしてから何をするかよりも、その人が「大金を手にする前」に何を持っていたかのほうが重要なのです。







