「これまで通り頑張っているのに、なぜかうまくいかない」――そんな違和感を覚えたことはないだろうか。仕事、お金、人間関係。年齢を重ねるほど、昔と同じやり方では通用しない場面が増えていく。では、知らないままでいると老後に大きな差がつく考え方とは何なのだろうか。話題の書『人生は気づかぬうちにすぎるから。』から、その答えを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

「知らないと老後に損をすること」・ワースト1Photo: Adobe Stock

一つの方法に固執していないか?

「これまでと同じように頑張っているのに、なぜかうまくいかない」
年齢を重ねるほど、そんな壁にぶつかることがある。

仕事の悩み。お金の不安。人間関係の行き詰まり。
それでも、「もっと努力すれば何とかなる」「我慢して続けるしかない」と、いつものやり方に頼ってしまう人は少なくない。

しかし、一つの方法に固執していると、本当はもっとよい選択肢があるのに気づけない。
結果として、時間もお金も、せっかくの機会も失ってしまう。

知らないと老後に損をすること。
それは、問題へアプローチできる方法は一つしかないと考えることだ。

懸命に頑張るだけが正解ではない

そのヒントになるのが、次の考え方である。

 これまでの人生で私をここまで導いてきたものは、次に進むべき場所に行くためには十分ではなかったのだ。ただ懸命に頑張るだけではだめだった。自分が望む通りに世界が変わるのを期待してはいけないのだ。

 それは私にとって大きな変化の始まりだった。学ぶべきことはたくさんあったが、物事に対してこれまでとは違うアプローチをしなければならないとわかったのはとても大きな気づきになった。

 私たちは、問題にぶつかると、それまでと同じような解決策を取ろうとする。たとえそれが、適切な解決策ではなかったとしてもだ。ことわざにあるように、金槌を持っていると、あらゆるものが釘に見えてしまう。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

問題が起きたとき、「もっと頑張る」以外の方法を考えてみよう。
仕事なら、努力量を増やす前に、学ぶ相手や環境を変える。
お金の不安なら、節約だけでなく、制度を調べたり、専門家に相談したりする。人間関係なら、一人で抱え込まず、距離の取り方そのものを見直す。

同じ方法を続けることは、真面目さのように見える。
だが、うまくいっていないのにやり方だけを変えないのは、努力ではなく思考停止になりかねない。

年齢を重ねるほど大切なのは、「自分にはこの方法しかない」と決めつけないことだ。
問題に合った新しい道を探す習慣が、時間やお金、そしてこれからの人生の選択肢を守ってくれる。