加えて、あたかも「私はあなたのために言っているんです」「私って親切でしょ?」という偽善的なニュアンスも出てしまう。

 言っている本人は自覚していないけれど、実はとってもずるい言葉なのです。

アドバイスをするときは
自分を主語にした「I(アイ)話法」で

 人にアドバイスをするときは、「○○したほうがいい・悪い」ではなく、自分の考えとして責任を持って伝えるべきです。つまり、私を主語にした「I話法」が適切。

「この本をぜひ読んでほしい!」

「まずは病院で診てもらって。そしたら、私が安心だから」

「部長を敵に回すと部署全体が目をつけられる。逆らわないでもらえると助かる」

 このように、あくまで「自分の考え」「私の主張」として伝えるのがフェアというもの。

 もちろん、そう言ったとて、相手がすんなり受け入れてくれるとは限りません。ですが「そっか、あなたはそういう考えなんですね」とダイレクトに伝わるでしょう。

「○○したほうがいい」は、今日から絶対に使わない。そう決めてしまった「ほうがいい」でしょう(笑)。

こっちは丁寧なつもりでも
相手がモヤモヤする理由

「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」

「先日お願いした件ですが、ご連絡をいただくことって可能でしょうか?」

「のちほどメールのほうを、送らせていただきます」

「失礼があってはいけない」「とにかくへりくだろう」と、過剰な敬語を使う人がいます。「○○になります」「○○のほう」など、いわゆるコンビニ敬語、ファミレス敬語に似たような言い回しですね。これはあまり男女に差はないようです。

 本人は最大限の配慮をしているつもりですが、受け取った側からすると、ストレートに意思が伝わってこなくてモヤモヤしがち。

 たとえば「可能ですか?」について言えば、「可能かどうかを確認しただけであって、私から強くお願いしたわけではありませんよ。あくまで、決めるのはあなたですからね、さあどうします?まあ私はどっちでもいいんですけどね」といった逃げのニュアンスが感じられて、スッキリしません。