それならいっそのこと「ご連絡ください」「ご連絡をお待ちしていますね」のほうが、きちんと「頼んでいる」姿勢が伝わります。
敬語を重ねすぎると
肝心の情報が伝わらない
相手を立てる尊敬語と、自分を下げることで相手を上げる謙譲語が存在する日本語は、世界の中でも難しい言語と言われています。
ビジネスのやりとりでもっとも大事なのは、情報を正確に伝えることです。「相手に失礼がないように」と頭でっかちになり過ぎて、とにかくたくさんの敬語を使おうとすると、かえってわかりにくくなり、肝心の中身が伝わらなくなってしまうことも。
また、「させていただきます」の連発もいただけません。
「こちらで勝手にやったことではないんです。あくまであなた様の承認があったうえで、恐縮ですが、行わせていただきます」というニュアンスを多用されると、まどろっこしい。「メールぐらい普通に送りなよ」とイライラしますし、「自信がない人」「ペコペコしている人」という印象を持つことに。
せっかく敬語を使ったのに、かえってコミュニケーションが成り立たないと思われるのは逆効果。相手に認められたいと思うのなら、上っ面な言葉を並べるよりも、実際の仕事で信頼を得たいものです。
「あなたのため」が
反感を買ってしまう理由
「あなたのためを思って言うけど、もう少しお酒を控えたら?」
「あなたの健康が心配だから言うけど、たまには運動でもしたら?」
妻にこう言われて、「たしかに」と納得し、これまでの生活を見直す夫は果たしてどのくらいいるでしょうか。多くの場合、「はいはい、わかったよ」と軽く流すか、「余計なお世話だよ」と心の中で毒を吐くか。いずれも素直に受け入れたくないという気持ちが働くでしょう。
「あなたのためを思って」という言い方がすんなり受け入れられないのは、そこにどこか自分の考え・利害が見え隠れするからです。自分の都合をそのまま言っても聞き入れてくれないから、まるで親切心で言っているかのように振る舞う。







