「男性でも同じことを言うか」の
チェックで過ちを防ぐ

 女医、女弁護士、リケジョ……。

 世の中にはまだまだ女性を特別視する言葉が存在します。どれもかつては「男性の世界」だったところによそ者が参入してきたので、わざわざ「女」と付けたがった結果です。「ワーママ(ワーキングママ)」という言葉などは、「ワーパパって言わないよね?」と突っ込みたくもなります。

 このようにつねに「男性でも同じことを言うかな?」とチェックすることで、こういった過ちは防げます。「男性ならではの視点を期待している」って、言わないですよね?であれば、NGです。

 たしかに、家電や赤ちゃんグッズなどの製品は、実際に使うことの多い女性の意見はとても貴重です。当事者でないと気づかない点、経験者でないと持てない視点もあるでしょう。実際の女性ユーザーからのアンケートやデータを分析するときには、冷静に「女性ユーザーたちはこう考えてるのか」と言うのもいいでしょう。

 ですがそれをわざわざ、面と向かって言う必要はありません。もっとシンプルに、性別ではなく、人にフォーカスを当てて話すべき。

「山田さんの意見を聞かせてもらえないかな?」

「○○っていう結果だけど、ちなみに鈴木さんはどう思う?」

 相手は女性(男性)である前に、一人の人間。そのことを十分尊重して話しましょう。

「いいダンナさんだね」が
飲み会を一気に冷ます理由

「今日はお子さんは?」

「あ、夫が見てくれてます」

「いいご主人だね。感謝しないと」

「……」

 子どもがいる女性が飲み会に参加すると、しばしば「今日はお子さんは?」「ダンナさんは?」という言葉をかけられます。中には「いいご主人だね」「理解のある家族だね」と言ってくる人も。男性に限らず、女性からも「いいなー。子どもが小さい頃、私は無理だったなー」「ウチはうるさくて」などと言われたりします。

 これらの言葉の裏には「家族のめんどうを見るのが仕事であるあなたが、今日はそれを放棄してるんですね。寛大な家族からそれを許されてることに感謝しないとね」というニュアンスが込められています。言われたほうはモヤモヤが止まりません。