気にしない人の戦略②:考える範囲を制限する

そして、さらに重要な戦略が「自分が考える範囲を制限する」ということです。「これは他人がやることだ」「これは今日考えることだ」というように焦点を絞っていくと、余計なことが気にならなくなります。

たとえば、「今日やらなきゃいけないこと」だけを考え、明日や明後日、あるいは1ヶ月後のことなどは気にしないようにする。それでも、仕事や生活はまったく問題なく回ります。「今日1日」という制限された枠組みの中だけで、優先順位をつけて考えればいいのです。

これをやらないと、1ヶ月先のことだろうが1年先のことだろうが、あるいは漠然とした未来の不安だろうが、一度気になったものをすべて考えてしまいます。そうなると頭から離れず、パンクしてうまくいかなくなってしまいます。

「今日1日のことだけを考えるぞ」とあらかじめ範囲を制限しておけば、先のことは「その時が来たら考える」と割り切ることができます。結果として「今日はもう考えなくていい」と心を休ませることができるのです。

週末は「考えない時間」をつくる

私自身、この方法をよく使っています。たとえば、週末はなるべく物事を考えないようにして、仕事を完全にオフにしています。これは単に「仕事をしたくない」からではありません。ダラダラと仕事をしてしまうと、「考えない時間」がつくれず、考える範囲の制限ができなくなってしまうからです。

「今日は考えなくていい日だ」と決めることで、脳をリフレッシュさせる。このように、意識的に「考えない時間」や「考えない範囲」をつくってあげることが、気にしない人の強力な戦略だと思います。