米オンライン決済大手ストライプのパトリック・コリソン最高経営責任者(CEO)は先日、自身のXのフォロワー150万人に経済見通しを尋ねた。約1万3000人から集まった回答の平均は、今後5年間で経済成長率が2倍の年平均4.3%に加速し、就業者数は約8%減少するというものだった。これは「人工知能(AI)楽観主義者」のシナリオと言える。AIが経済産出量を大幅に増やす一方、数千万人の労働者が不要になる、というものだ。この予測が現実になる可能性はほぼゼロだ。就業者数がこれほど大幅に減ることはほぼなく、生産が急増している時はまずない。だが重要なのは規模ではなく、方向性だ。かつて「雇用なき成長」はあり得ないと思われていたかもしれないが、もはやそうではない。今まさにその様相を呈している。