「いつか人生を変えるような運命的な出来事が起こるはずだ」「いつか誰かが、自分をこの退屈な日常から救い出し、本当の使命を教えてくれるに違いない」――。そんなふうに、自らの人生の「答え」が、どこか外の世界から降ってくるのを待ち続けている人は驚くほど多いです。しかし、そのような便利な小包は、あなたの元に一生届くことはありません。書籍『やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ』をもとに、何歳になっても後悔を繰り返す人の最大の特徴を紹介する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)

何歳になっても「後悔する人」の特徴・ワースト1Photo: Adobe Stock

「リボンがかかった小包」を待つな

 多くの人が、動画やセミナー、資格の取得、あるいは他者のアドバイスの中に「人生の正解」を探し求めて彷徨っています。

 これらをいくら買い集めても、いつまで経っても迷霧から抜け出せないのは当然です。

 なぜなら、あなたの存在理由や生きる意味は、他人が用意してプレゼントしてくれるものではないからです。

 それは、あなた自身の内なる声に耳を澄まし、自らの手で掘り起こすしかない鉱山のようなものなのです。

『世界の果てのカフェ』という本に登場するカフェのスタッフが語る、ユーモラスでありながら痛烈な「小包の冗談」は、私たちが抱くこの甘い依存心を木端微塵に打ち砕いてくれます。

 私たちは、自分の人生の答えを誰かが持ってきてくれるという幻想を、今すぐ捨てなければなりません。

「毎週金曜日に、二重結びの赤いリボンがかかった小包が郵便受けに届いて、その中にあなたの『生きている理由(存在理由)』が書かれた紙が入っている……なんて話、信じる? でも、多くの人がそれと同じくらい愚かな期待をして一生を過ごしているの。誰かが自分の代わりに答えを運んでくれるのを待っている。でも、誰もそんな小包は届けてくれないのよ。答えは、自分自身で探し出すしかないの」
――『世界の果てのカフェ』より

雑音をシャットアウトし、自分の内面と向き合う

 答えを自分で見つけるための具体的なアプローチとして、本書では「瞑想をすること」「自然の中での孤独な時間を持つこと」「多くの異なる情報や価値観に触れ、自分の心がどう反応するかを観察すること」を提案しています。

 現代人は、常に他者のメッセージ(SNS、ニュース、他人の意見)に囲まれて脳がパンクしているため、自らの内なる小さな声を聞き取ることができなくなっているのです。

 外部のすべての雑音を1日30分だけでも完全にシャットアウトし、静寂のなかで「自分は何をしているときに最も喜びを感じるか」「何のために生きているのか」を静かに問う。

 その孤独な内省の習慣を避けて、安易に他人のアドバイスを求め続けている限り、あなたの人生は他人のコピーのまま終わり、最後には深い後悔だけが残るでしょう。

「他人の声を聴くのをやめ、自分の心の声を聴くためには、あえて孤独になり、外からのメッセージをシャットアウトする時間が必要よ。自分の内側にある答えを引き出すために、瞑想をしたり、自然のなかで過ごしたりしなさい。小包を待つのをやめたとき、本当のあなたの探求が始まるのよ」
――『世界の果てのカフェ』より

 今日から「誰かの意見を仰ぐ」のを一度お休みしましょう。

 何かを決めるときに、人に相談したりSNSで他人の意見を調べる前に、そっと目をつむって「自分自身はどうしたいか?」と自問し、その直感に従って行動してみます。

 答えの入った小包を待つのをやめ、自らが「答えそのもの」になる覚悟を決めるのです。