米カリフォルニア州は記録的な投資ブームの真っただ中にある。それをあおっているのは、シリコンバレーで起きている人工知能(AI)に対する熱狂だ。データ会社ピッチブックによると、同州を拠点とする企業は今年になって、ベンチャーキャピタル(VC)から約3660億ドル(約58兆円)に上る資金を調達した。これは、米国の他の49州で投じられたVC資金総額の3倍以上に相当し、カリフォルニア州にとっても2025年に記録した過去最高の倍近い額だ。2位はニューヨーク州だが、年初からのVC投資額は270億ドルで、カリフォルニア州に大きく引き離されている。カリフォルニア州では富裕税への資産課税が検討されており、ギャビン・ニューサム知事ら反対派はそれが投資家を遠ざける恐れがあると警告しているが、資金調達の動きは途切れていない。11月に実施される予定の一時的な富裕層向け課税を巡る住民投票の行方を富豪らが見守る中で、少なくとも現時点では、大手AI企業への投資熱が持続している。
米加州に殺到するAI投資、富裕税巡る懸念よそに
今年に入りベンチャーキャピタルから州内の企業に流入した資金は約58兆円に上り、米国の他の49州で投じられたVC資金総額の3倍以上となった
特集
あなたにおすすめ







