さらに、今年は骨太の方針の閣議決定が例年より遅れました。そのため、そもそも各省庁が8月末までに概算要求をまとめられるのか?という疑問もあります。

 例年であれば、クリスマスの頃に翌年度予算案が閣議決定され、その後、通常国会で審議されます。

 しかし今年は、もし今のペースのままで進めば、翌年度予算案の閣議決定が「年を越す」可能性もあるのではないか。通常国会の審議日程も、かなり厳しくなるかもしれません。

 遅くとも2月頃までに審議を進めなければ、年度内に予算が成立しない可能性も出てきます。

 それくらい、この先に何が起きるか分からない。今回は、それほど大きな転換を目指す骨太の方針が示されたといえるのではないでしょうか。

――この先のために、読者が準備しておくべきことはありますか?

 それはもちろん、まず『杉村太蔵の推し株「骨太」投資術』の本を読んでいただくことですね(笑)

 骨太の方針の読み方を知ってもらえれば、経済ニュースがこれまで以上に面白く感じると思います。

 あるいは、ネットで「日本成長戦略会議」と検索すると、6月24日に開かれた会議の資料が出てきます。資料1から資料8までありますが、その中の「資料1」を見てください。

 1ページ目には、2040年度までに官民合わせて370兆円を投資するという目標について、数字を積み上げた根拠が示されています。重要なのは2ページ目。17の戦略分野の投資額をまとめた一覧表があります。

 この一覧表は“神資料”ですよ。ダイヤモンド・オンラインの読者の皆さんは、印刷して冷蔵庫とトイレに貼っておいた方がいい(笑)それくらい重要です。

書影『杉村太蔵の推し株「骨太」投資術』(杉村太蔵、文藝春秋)『杉村太蔵の推し株「骨太」投資術』(杉村太蔵、文藝春秋)