年齢を重ねても、気の合う人に囲まれて楽しく過ごす人がいる。その一方で、いつの間にか人とのつながりが減ってしまう人もいる。その差は、性格や社交性だけで決まるものではないのかもしれない。本記事では、習慣本の超決定版『あきれるほど小さい習慣』をもとに、老後に「孤立する人」と「幸せな人」を分ける意外な違いについて解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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年齢を重ねてから、新しい友人はつくれますか?
「老後は、気の合う人たちと楽しく過ごしたい」
そう考えている人は多いのではないだろうか。
バーにいた60代の女性
この間、バーにたまたま入ったときのことだ。
ひとりで来ている60代くらいの女性がいた。
てっきり常連なのかと思って話を聞くと、「今日が初めて」と言う。
「はじめての店にひとりで行くのって、怖くないですか?」と聞くと、
「怖いよ。でも、家にいても誰とも知り合えないし」
そう笑っていた。
終電を逃したころには、隣に座っていた人と楽しそうに話していた。
では、なぜ年齢を重ねても、新しい場所へ飛び込める人と、そうでない人がいるのだろうか。
人は「動き出す前」がいちばん億劫
『あきれるほど小さい習慣』には、こんなエピソードがある。
人は、動き出す前が、じつはいちばん億劫なのです。
ゼロの状態から何かを始めるのが、最も苦しい。
なぜなら、止まっている車を動かすときに、いちばん大きな力が必要になるのと同じだからです。
しかし、一度動き始めた車は、少ない力でも前へ進み続けられます。
習慣も、それと同じです。
最初の一歩は小さくてもかまいません。
いったん動き始めれば、行動は自然と続き、やる気もあとからついてきます。
つまり、やる気があるから行動するのではなく、行動するからこそ、やる気がついてくるのです。
――『あきれるほど小さい習慣』より
新しいコミュニティに入るのも同じだ。
参加する前は、「馴染めなかったらどうしよう」「ひとりだったら嫌だな」と考えてしまう。
しかし、一度行ってみれば、誰かと話したり、「また来よう」と思えたりする。
「孤立する人」と「幸せな人」の決定的な差
老後に孤立する人と幸せな人の差は、社交的かどうかではない。
最初の一歩を踏み出せるかどうかだ。
人とのつながりは、家で待っているだけでは増えていかない。
何歳になっても「初めて」を怖がらず、小さく動いてみる。
その積み重ねが、老後の人間関係を豊かにしていくのである。








