7月上旬、ウクライナの首都キーウの上空で甲高い音が鳴り響いた。ロシアが大規模な攻撃の一環として、プロペラの代わりにターボジェットエンジンで駆動する安価な自爆型ドローン(無人機)を発射したのだ。このドローン「シャヘド」は今やミサイルに近い存在となっており、旧型の約3倍速い時速約480キロで飛行可能だ。7月の攻撃では弾道ミサイルと巡航ミサイルも使用され、約30人が死亡した。これは自爆型攻撃ドローンにおける最新の技術革新であり、他のモデルと同様、中国のおかげで実現した。ドローンの一部を調査したウクライナ当局者によると、中国の工場から供給されたエンジンを搭載していたという。現・元米当局者やアナリストによると、米国の主要な戦略的ライバルである中国は長年、エンジン部品やサーボモーター、ジャイロスコープといったシャヘド用部品に関して、最も重要な集散拠点とも言える役割を果たしてきた。
イラン製ドローンの進化、中国がいかに支えたか
安価な自爆型無人機が拡散した背景には、中国を中心とする複雑な世界的サプライチェーンがあった
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