今回のケースのような人へ
3つのアドバイス

 3歳の娘さんとの穏やかな日々の話をする時、彼女の目には相談に来た日にはなかった光がありました。

 茜さんと同じような状況にいる方へ、3つだけお伝えさせてください。

夫と離婚後、3歳の娘と穏やかに暮らせるようになった夫と離婚後、3歳の娘と穏やかに暮らせるようになった(写真はイメージです) Photo:PIXTA

 1つ目、証拠は同居中に取ることをお勧めします。

 気持ちが限界に来てからでは、いちばん大事な時期の記録が残せません。

 2つ目、相手を「機械で監視する」側に回らないこと。

 GPSにしても、相手のスマホやパソコンの中身にしても、決定的だと思ったその記録があなた自身を責められる側に回してしまうことがあります。

 手を出す前に、一度だけ専門家に相談してください。

 機器を買ってしまっていても、まだ間に合います。

 3つ目、不利な事実こそ先に専門家へ相談してください。

 隠した弱点は、いちばん悪いタイミングで相手の手から出てきます。

 探偵は事実を集める専門家であって、法律判断の専門家ではありません。

 集めた事実を結果に変えるのは弁護士の仕事です。

 役割の違う二人が組んで初めて証拠は力になります。

 誰にも言えない不安を抱えて、独りで証拠の紙の束を抱えている方へ。その束は無駄ではないかもしれません。点と点を線にする順番を一緒に探させてください。

「不利な状況でも、勝ち筋を見つける探偵」。点と点が線になる探偵トークでした。

※本稿は実際の事例に基づいて構成していますが、プライバシー保護のため個人名は全て仮名とし、一部を脚色しています。