米連邦準備制度理事会(FRB)のケビン・ウォーシュ議長は、自身のインフレ抑制策を巡る懸念を一部払しょくしたものの、3週間後には一段と大きな試練を迎える可能性がある。FRBが利上げに踏み切れば、米中間選挙を数週間後に控えたホワイトハウスを激怒させる恐れがある。一方、金利を据え置けば、28日の当地での講演で静まったはずの懐疑論を再燃させかねない。先週末、米カンザスシティー地区連銀主催の年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)に出席するためワイオミング州グランドティトン国立公園に集まったFRB関係者らは、就任間もない新議長が経済見通しをどう読み解いているかについて、どこまで語るか確信が持てずにいた。ウォーシュ氏は前月の連邦公開市場委員会(FOMC)後 、FRBの現在の政策スタンスがどのようにインフレを抑えるのかを説明しなかったとして、複数の会議参加者を含む関係者から批判を浴びていた。