写真はイメージです Photo:PIXTA
「早く重要な仕事を任されたい」「上の役職に就きたい」と、望む若手は少なくない。しかし、意欲があれば周囲から評価され、次のステージへ進めるわけではない。まずどんなことに目を向ける必要があるのだろうか。成長マインドの整え方とは?※本稿は、アパグループ専務の元谷 拓『1秒で突破する覚悟「いま、この瞬間」を生き抜く言葉55』(あさ出版)の一部を抜粋・編集したものです。
「上のポジションに行きたい」
やる気のある若手に欠けている視点
「上(のポジション)に行きたいんですけど、どうすればいいですか」
若い人からこう聞かれることがあります。私は、いつも同じ答えを返します。
「結果を出してから上に行け」
順番は、必ず結果が先です。どれだけ意欲があっても、どれだけ前向きなことを言っても、人は“出した結果”でしか動かない。上のポジションとは、誰かに与えられるものではなく、自分が積み重ねた実績(=結果)に押し上げられていくものです。
では、その“結果”とは何か。それこそ「自分がナンバーワンになれること」をつくることです。どんな小さな分野でもいい。「このジャンルなら誰にも負けない」と、胸を張れるようになることです。たった1つでいいんです。そこに結果がついていけば、人は認めざるを得ません。
“結果”とは、誰も否定できない事実や実績だと捉えてください。
どんな立場でも、今いるポジションで最大限努力して成果を出してから、自分のブランドを上げて、自分の強みを磨いていくことで、信頼を勝ち取っていくことが大切です。
“若さ”と“結果”のかけ算が
成長スピードをアップさせる鍵
実際、採用試験の面接の最後に「どういう人が御社で活躍していますか?」と、質問してくれる人がいます。とはいえ、これはただの質問ではありません。
“自分も結果を出したい”という強い意志がこめられているからです。そして、こういう問いを投げかける人は、そのあと必ず動きます。
さらに、「もし採用いただいたら、入社までに、何をしておけばいいですか」というように質問を投げかけ、理解して、考えて、行動して、何かしらの成果を出す。
この一連の流れができる人は本当に強い。
私はそういう人が、そのまま入社後に活躍していく姿を、数えきれないほど見てきました。
また、若い経営者仲間を見てきて、はっきり感じることがあります。
30代で一気に突き抜けていく人は、例外なく“20代で何かを掴んでいる”ということです。見た目は若くても、精神的には驚くほど大人です。それは20代で一度“結果”を出しているからでしょう。
初めて数字を動かした、表彰された、プロジェクトを任された、人の役に立つ実績をつくった――その経験が、30代以降の伸び方を桁違いにします。
“若さ”と“結果”がかけ算になると、上に行くスピードが一気に変わります。







