中国は長年にわたりヒマラヤ山脈に位置する隣国ネパールとの関係を構築し、貿易を拡大し、同国への影響力を高めてきた。両国の国境地帯で先週、多数の死者を伴う土石流災害が発生したことを受け、中国は強まる自国の影響力がネパールの役にも立つことを示すよう迫られている。これまでの中国の対応からは、同国が影響力を高めてきた多くの国からその行動が注視されていることを意識している様子がうかがえる。災害発生の直後、ネパールの一部では技術大国として躍進する中国がもっと早く警告を出せたのではないかという疑問の声が上がった。今回の災害は国境のネパール側で発生したが、近年起きた他の災害は中国側で発生している。自国の行動や動機に対する疑念に日頃から憤然として対応する中国は今回、こうした疑念を和らげようと努めている。同国はネパールとの情報共有のために最大限の努力をしていると表明し、救援物資や援助隊を送った。