米上下両院の共和党指導部は中間選挙で両院の過半数を維持するため、ドナルド・トランプ大統領を前面に押し出す選挙戦を展開している。しかし党内の一部からは、そうした戦略が中間選挙で大敗を喫する可能性を高めかねないとの声も上がっている。スティーブ・スカリス下院院内総務(共和、ルイジアナ州)は、「支持基盤の動員において、トランプ大統領以上の適任者はいない」と話す。来週、テキサス州ダラスで中間選挙の年としては異例の共和党大会が開かれる予定で、トランプ氏を主軸に据える戦略が鮮明になる見通しだ。多くの共和党議員がトランプ氏を支持する一方、同氏の低い支持率が11月の中間選挙で党の足を引っ張りかねないと、公然と、あるいは水面下で警鐘を鳴らし始める議員も出ている。こうした議員らによると、トランプ氏が議会での過半数維持に向けて共和党議員を支援するよりも、自身のレガシー(遺産)となる建設プロジェクトや身内との対立に傾注しているとして、不満の声が高まっている。