スコット・ベッセント米財務長官は、米国債利回りを押し下げるために大胆な措置を講じると約束した。しかしこれまでのところ、その取り組みは依然として不十分だ。財務省が9日、長期債を対象に最大60億ドル(約9200億円)の買い戻しを10日に実施すると発表した後、米国債市場では利回りが一時、数年ぶりの高水準に上昇した。より大規模な買い戻しを見込んでいた市場参加者の間で失望感が広がったためだ。財務省はすでに先月、長期債の1回当たりの買い戻し上限額を従来の20億ドルから少なくとも倍増させると発表していた。残存期間が長い既発債の流動性改善を図る目的で導入した買い戻しプログラムを拡大した形だ。長期債利回りが重要な節目の水準に迫っていたタイミングで発表されたことから、市場参加者の間では借り入れコストを抑制する取り組みだと広く受け止められていた。
米財務省の国債買い戻し増額、投資家には物足りず
長期債を対象に最大60億ドル(約9200億円)の買い戻しを10日に実施すると発表した後、米国債市場では利回りが一時、数年ぶりの高水準に上昇
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