「いつかはもっと充実した毎日を送りたい」と考えたことはないだろうか。しかし、仕事や家事に追われていると、やりたいことはつい後回しになり、「いつか」のまま時間だけが過ぎてしまう。では、将来「いい人生だった」と思える人は、何が違うのだろうか。本記事では、習慣本の超決定版『あきれるほど小さい習慣』をもとに、「将来、充実した人生を送れる人の特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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「いつかやりたいこと」はありますか?
「仕事が落ち着いたら、旅行したい」
「時間ができたら、勉強を始めたい」
「もう少し余裕ができたら、趣味を見つけたい」
あなたにも、「いつかやりたい」と思っていることはないだろうか。
友人の夢の話
以前、長期の海外旅行をしたいと話していた知人がいた。
ただ、仕事が忙しく、まとまった休みを取るのは難しい。
「いつか1か月くらい休めたら行きたいんだよね」
最初はそう話していた。
ところが、しばらくして会うと、彼女は週末を使って一泊二日の旅行へ行っていた。
「1か月は無理だけど、だからって何年も待つ必要はないなと思って」
そう言っていた。
その後も、連休には少し遠くへ行ったり、気になる街へ日帰りで出かけたりしている。
理想を全部かなえることはできなくても、その一部分なら今日からできる。
その発想は、私にとってかなり印象的だった。
たった「1つ」にも意味がある
『あきれるほど小さい習慣』には、こんなエピソードが登場する。
数え切れないくらいのヒトデが砂浜に打ち上げられ、死にかけていることに気がついた。
その異常な光景にしばし茫然(ぼうぜん)としていると、ふと遠くのほうで若い女が、1つ1つヒトデを拾い上げては海に向かって投げ返す姿が目に入る。
男はその女のところまで近づいていき、こう声をかけた。
「そんなことしたって時間の無駄じゃないか。こんなにたくさんのヒトデがあるのに、そんなことをして、いったい何の意味があるんだい?」
すると、その女は足元にあったヒトデを1つ拾い、思いきり海に向かって投げ返した。
「あのヒトデにとっては意味があったわ」と言って、足元にある別のヒトデに手を伸ばした。
――『あきれるほど小さい習慣』より
私たちは、大きな理想を思い描くほど、「全部できなければ意味がない」と考えてしまうことがある。
もちろん、いつか実現できれば素晴らしい。
しかし、人生の充実は、大きな夢を一度にかなえたときだけ得られるものではない。
たった一つでも、今日やりたかったことを実現できれば、その一日は確実に変わるのだ。
充実した人生を「将来まで待たない」
将来、充実した人生を送れる人の特徴・ベスト1は、「いつかやりたいことを、小さく今から始めること」だ。
「時間ができたら」ではなく、今日は10分だけやってみる。
「お金が貯まったら」ではなく、今できる小さな楽しみを一つかなえる。
「余裕ができたら」ではなく、今週末にできることを考える。
充実した人生は、ある日突然始まるものではない。
「いつかやりたい」を一つずつ「今日やった」に変えていく。
その積み重ねこそが、振り返ったときの「充実した人生」になるのだ。








