「ちゃんとしなきゃ」「周りの人に迷惑をかけてはいけない」。そんなふうにがんばりすぎて、しんどくなっていないだろうか。どうすればもっとラクに生きられるか。話題の書籍『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』をもとに、そのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

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心をすり減らす人の特徴:「うまくやろう」としすぎてしまう

仕事でも、人間関係でも、できることならうまくやりたい。

失敗したくないし、誰かを不快な気持ちにさせたくない。周りに迷惑もかけたくない。

そう思うこと自体は、決して悪いことではない。

けれども、「ちゃんとしなければ」「もっとうまくやらなければ」という気持ちが強くなりすぎると、それだけ心配することも増えていく。

『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』には、こんな言葉がある。

「うまくやろうとするから失敗して

うまくやろうとするから悩みが増え

うまくやろうとするから心配になり

うまくやろうとするから後悔して

うまくやろうとするから申し訳なさを感じる。」

――『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』より

うまくやろうとするほど、「もっとできたのではないか」「あれでよかったのだろうか」と、自分の言動が気になってしまう。

がんばりすぎてしんどくなる人は、何事にも真剣に向き合いすぎているのかもしれない。

人と会ったあとに「ひとり反省会」をしてしまう

とくに繊細な人は、自分の言葉や行動を何度も振り返る傾向がある。

「あの言い方はよくなかったかな」
「相手を嫌な気持ちにさせていないかな」
「もっと別の言い方ができたかもしれない」

誰かと話しているときには気にならなかったことまで、帰宅してひとりになると急に思い出してしまう。

本書では、そんな人についてこう書かれている。

「自分が話したいことを言えなかったり、すべきではない言動をしたりすると、とても長い間、自分を責めて苦しむ。」――『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』より

自分の言葉や行動に気を使っているからこそ、他人の何気ないひと言や態度にも敏感になる。

だから、知らないうちに心が疲れてしまうのだ。

がんばりすぎたら「ひとり時間」で心を整える

そんな人に必要なのが、誰にも気を遣わなくていい「ひとりの時間」である。

「繊細な人にはひとりの時間が必要だ。その中で呼吸をして自由を感じる。そして、休息を取り、心を整えて再び正しい方向に進んでいく。」――『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』より

周りに気を使って疲弊している人は、ひとりになる時間が本当に大切だ。

好きな音楽を聴く。ぼんやりする。
何も考えずに散歩する。早めに布団に入る。
そんな時間をつくるだけでもいい。

「ちゃんとすること」に疲れた人は、あえて「うまくやらない時間」をつくってみよう。