毎日、仕事や家事、勉強をがんばっている。でも、ある日、ふっとすべてが嫌になる――そんな瞬間はないだろうか。それは「弱いから」でも「甘えているから」でもない。むしろ、ずっとがんばってきた人ほど起きやすい現象だ。今回は、話題の書籍『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』(クルべウ著、藤田麗子訳)から一部を抜粋・再編集しながら、その理由に迫る。(構成/ダイヤモンド社・林えり)
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無意識にやっていること:限界なのに「大丈夫なふり」をしてしまう
一見、何も問題なさそうに見える人ほど、ある日突然、すべてが嫌になる。
その理由はシンプルだ。
「限界まで我慢しているから」である。
本当はつらいのに、周りに悟られないように弱さを見せない。悲しいのに、平気な顔をする。
こうした“我慢の積み重ね”は、少しずつ心をすり減らしていく。
「大丈夫なふり」が引き起こすもの
問題は、「つらいこと」そのものではない。
つらいのに、それを感じないようにすることだ。
悲しくても悲しくないかのように。
大変でも大変じゃないかのように。
そして自分で自分を苦しめる。」
――『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』より
感情を押し殺し続けると、ある時点で心は処理しきれなくなる。
するとどうなるか。
・やる気が突然ゼロになる
・人と関わるのが急にしんどくなる
・何もかも投げ出したくなる
つまり「急にすべてが嫌になる状態」が起きるのだ。
ある日、突然すべてが嫌になる
厄介なのは、このタイプの人ほど「自分が限界だと気づきにくい」ことだ。
周囲からは「ちゃんとしている人」に見えるし、本人もそう振る舞い続けてきたからだ。
――『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』より
だからこそ、崩れるときは一気に崩れる。
“ある日突然すべてが嫌になる”という形で表れるのだ。
動けない状態から抜け出すために必要なこと
では、どうすればいいのか。
まずは自分が「大丈夫ではない」と認めることだ。
誰かに話せなくてもいい。せめて、自分にだけは正直になることが大切だ。
「疲れてる」「しんどい」「もう無理」「本当はやりたくない」
それを認めるだけでも、心の負担は大きく変わる。
『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』には自分の本心に気づかせてくれる言葉に溢れている。
この本に書かれている一文が、心の支えになるかもしれない。
(本稿は『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』を元に作成しました)








