また、高度経済成長期に都心の土地が不足し、郊外に学校用地を求める動きが加速したことも影響しています。
こうした学校の立地に合わせるように、あるいは教育熱心な層の居住地に合わせるように、難関校をターゲットとした学習塾も山の手・武蔵野台地側に集中しています(図3)。
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第2の要因は、そこに住む人々の属性、特に親世代の学歴や年収です。
東京都内の各市区町村の外部進学率は、核家族(夫婦と子どもが一緒に暮らしている世帯)に占める「世帯年収1,000万円以上」の割合と正の相関関係があります(図4)。
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また、小中学生の子どもの多い年齢層(35~44歳)の大学・大学院卒業者の割合とも正の相関関係があります(図5)。
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学習塾や私立中学校の学費は高額であり、それを支える経済力が必要です。また、親自身の学歴が高いほど、子どもの教育に対する期待値も高くなる傾向があります。この経済力と教育への価値観が、高い外部進学率を支える土壌となっているのです。
なお、東京都以外でも、一部の自治体が私学への進学率を公開しています。例えば川崎市(注1)では、公立小学校卒業生のうち18.4%が私立中学校に進学しました。全7区のうち、中原区(27.5%)、麻生区(22.4%)、宮前区(19.1%)、幸区(18.9%)の4つの区で市内平均を上回っています。
(注1)川崎市教育委員会『年刊教育調査統計資料No.52令和6(2024)年度』







