会社員であれば安泰ということはない。意図せず退職に追い込まれることもある

企業で管理職をしているとき、早期退職の現場に立ち会ったことがあります。

「割増退職金が出る」などという、きれいな話ではありませんでした。

1人ひとりが呼ばれ、こう告げられます。

「あなたの仕事がなくなる可能性があります」

本人は戸惑います。なんの準備もしていないからです。

守るべき家族がいる。ローンもあります。子どもの学費もあります。そんな状況での突然の宣告。

「なぜ、私が対象なのか」と憤る人もいました。
「残る方法はないのか」と涙を流す人もいました。
「残ったとして、果たして幸せかどうか……」と、上司から静かに問いかけられた人もいました。

早期退職だけではありません。望まない配置転換もあり得る話です。

キャリアの主導権を自分で持っておく。

これが、会社員時代の最重要タスクのひとつだと、私は心の底から思っています。