「なぜか、いつも運に恵まれている人がいる」。思いがけない仕事の話が舞い込んだり、困ったときに誰かが助けてくれたりする。もちろん、運には偶然も大きく関係している。しかし、幸運に恵まれる人を見ていると、日頃の人との関わり方が、そのきっかけを生んでいることもある。では、結果的に「運がいい人」になるためには、普段からどんなことを大切にすればいいのだろうか。『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』から、そのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

運を自分で掴めるようになる「日常の習慣」・ベスト1Photo: Adobe Stock

「運がいい人」が無意識にしていること

「あの人は、なぜか運がいい」
仕事で思いがけない声がかかったり、困ったときに助けてくれる人が現れたり、よい出会いに恵まれたりする人がいる。

もちろん、運には偶然の要素もある。
どれほど努力しても、自分の力だけではどうにもならないことは少なくない。

ただ、運がよさそうに見える人は、ただ幸運を待っているわけではない。
約束を守る。相手の話をきちんと聞く。受けた親切を忘れず、感謝を言葉にする。

そうした日々のふるまいが、「この人を応援したい」「何かあれば声をかけたい」と思ってくれる人を増やしていく。
運がよくなる日常の習慣。それは、人を大切にすることだ。

人を大切にし、よりよく生きることを意識する

そのヒントになるのが、次の言葉である。

 より良く生きるということは、快楽主義的に生きることや、自分のことだけを気にかけて生きることではない。それは、自分だけではなく他人を気遣い、他人を尊重し、できるだけ人の役に立とうとすることだ。
 おそらく、そうやって生きた結果として、名を残すことができるのだ。つまり、「後世に名を残す」とは、意図的に何かを築き上げたり、残したりしようとするものではなく、自分の夢を先送りにせず、同時に他人に寛大で、親切で、人を助ける充実した人生を送ったことの帰結なのだ。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

人を大切にすることは、見返りを求めてするものではない。
親切にしたからといって、すぐに何かが返ってくるとは限らない。
感謝を伝えても、相手が同じように応えてくれるとは限らないだろう。

それでも、相手を軽んじず、目の前の人に誠実に向き合う姿勢は、少しずつ周囲に伝わっていく。

運は、偶然だけで決まるものではない。
日々、誰かを大切にしてきた積み重ねが、いざというときに自分を支える人とのつながりになる。

自分のことだけを優先せず、目の前の人を尊重する。
その習慣が、人生を少しずつ豊かにし、結果として運を引き寄せていくのである。