「仕事が辛い、休みたい…」でも、いざ精神科へ行くとなるとハードルが高く、休職の手続きもわからず不安ですよね。精神科医が、初診の流れから診断書発行のルール、気になる傷病手当金のこと、そして失敗しないクリニック選びのコツまで実務のリアルを解説します。あなたが安心して休むために必要な絶対ルールとは?(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。
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「休職」についての実用的なお話
今日は、精神科の実務として非常に対応することの多い「休職」について、実用的なお話をしたいと思います(※本稿は著者の診察時の実態を元に作成していますので、詳細は受診する医療機関にご確認ください)。
仕事をしていて「少し調子が悪いな」「休職を考えている」という方や、「気持ちが落ち込む」「眠れない」といった症状で受診した結果、休職に至るケース、あるいは会社の方から「最近様子がおかしいから、精神科を受診して休職の手続きが必要か聞いてきて」と言われるケースなど、状況はさまざまです。
精神科の外来では、治療と同時にこの休職対応をよく行いますが、初めての方にとっては分からないことも多いと思います。そこで、精神科を受診して休職になるパターンの流れや注意点について、精神科医の立場から具体的にお話しいたします。
精神科を受診して休職に至るまでの流れ
まずはクリニックを受診する際の流れです。自分が今どのような状況にあるのか、会社から受診を勧められたのか、あるいはご自身で休職を考えているのか、初診の際に率直にお話しください。
予約と予診
最初に予約を取って来院すると、まずは医師以外のスタッフが「予診」としてあらかじめお話を伺い、カルテを作成します。その後、医師がそれに目を通した上で診察に入ります。
初診の診察時間
クリニックの体制によって若干異なりますが、初診の診察時間は概ね30分程度かかります。そのため、完全予約制の医療機関が多く、受診にはそれなりに時間がかかるということを頭に置いておいてください。
休職の判断と診断書に関する注意点
診察にて治療方針を決め、医師が「休職が必要だ」と判断した場合に休職の手続きへと進みます。ここでいくつか重要な注意点があります。
休職はあくまで「治療の一環」です
休職は医師が治療のために必要と判断して指示するものです。ご本人が休職を希望して受診されても、医師が「休職の必要はない」「休職しないほうがよい」と判断した場合は診断書は出ません。ご自身の希望や状況を伝えていただくのは全く問題ありませんが、最終的な判断は医師が行うという点をご理解ください。



