この1週間で、人工知能(AI)のリスクに対する世界的な問題意識が、シリコンバレーの最先端AI開発企業から全米のお茶の間、さらに米中の権力中枢へと一気に広がった。そしてそれは全て、誰もその名を知らなかった一人の男から始まった。米AI新興企業アンソロピックを退社し、人類を滅ぼしかねないAIシステムの危険性について警告するまで、ジェイコブ・コクソン氏は無名だった。