ヘルプマークをつけていることで、優先席の利用や周囲の配慮が必要だとわかってもらうことができます。裏面に緊急連絡先や具体的な症状を記せば、急な体調変化への備えになるでしょう。
ヘルプマークは、支援や配慮、サポートが必要な人が対象で、診断書は必要ありませんが、市区町村の役所や保健センター、交通局などで受け取ることができます。窓口によっては、交付申請書が必要な場合があります。時差通勤なども併用し、無理なく治療と仕事を両立するために必要な人は検討してみるとよいでしょう。
スムーズに働くための
「両立支援プラン」作成手順
「両立支援プラン」とは、がんなどの病気を抱える従業員が、治療と仕事を無理なく続けていくための具体的な計画書です。厚生労働省の指針で努力義務化されています。
(1)患者が「勤務情報提供書」を作成し、医師へ提出する
勤務形態、作業内容、職場環境、通勤状況などの情報がわかる「勤務情報提供書」を会社と患者さんが協力して作成します。「勤務情報提供書」のひな型は、厚生労働省の特設サイト「治療と仕事の両立支援ナビ」や産業保健総合支援センターのHPからダウンロードできます。がん相談支援センターに備えつけられていることも。
『がんになったとき知りたいことが全部のってる本』(山口 建<監修>、主婦の友社)
(2)医師が「主治医意見書」を作成して、患者へ渡す
主治医意見書とは、治療にあたる医師が患者さんの病状や仕事への影響について、医学的な意見を会社へ伝える書類のこと。病状、就業の可否、配慮すべき点などが書かれています。
(3)患者が会社へ「主治医意見書」を提出する
会社の人事・労務担当者へ、主治医意見書を渡します。
(4)会社が両立支援プランを作成する
主治医意見書をもとに、会社は産業医などの意見を求めながら、本人とも十分に話し合って、両立支援プランを作成します。







