「最期」を迎える患者に看護師が聞く「踏み込んだ質問」緩和ケア病棟とホスピスは単に「終末期を過ごす場所」ではない(写真はイメージです) Photo:PIXTA

現役看護師であり、イラストレータ&漫画家のソファちゃんが命の終わりに関わる現場で働く人たちに取材を行い、人生の最期に向き合うことになる医療的な選択肢や最期を過ごす場所、家族にできることなど「その人らしく」生きる人たちを描きました。『命の終わりはだれが決めるのか』(日本文芸社)より抜粋します。マンガ『治療しない選択』を受けて、ソファちゃんと、ホスピスの現役看護師よんさんとの対談をお届けします。

緩和ケア病棟とホスピス、
最期まで自分らしく生きるための場所

ソファ:よんさんが働かれている緩和ケア病棟やホスピスはどのようなところなのでしょうか。

よん:緩和ケア病棟は主に身体的・精神的な症状による苦痛を和らげるケアを行い、ホスピスはこれ以上の治療が望めないと告知を受けた方に緩和ケアや終末期(ターミナル)ケアを行う場所です。どちらも患者さんの希望に沿った環境づくりを心がけています。

ソファ:具体的にはどんな工夫をされていますか。

よん:好きな食事の提供や植物を飾るなど、その人らしい空間をつくったり、家族との時間を大切にできるよう、面会や付き添いなど柔軟な対応を行っています。

ソファ:それはとても嬉しい配慮ですね。緩和ケア病棟とホスピスの違いはあるんですか。

よん:緩和ケア病棟は病院の中にあり、ホスピスは病院の中にあるところもあれば、最近では有料老人ホームや住宅型施設などもあるため、入居条件や生活面での自由度は施設によって異なります。ホスピスのほうがより在宅に近いかもしれません。

ソファ:どのような患者さんが多いのでしょうか。