赤いカーペット。米戦闘機とステルス爆撃機による儀礼飛行。大きなハクトウワシの像という豪華な贈り物。ドナルド・トランプ大統領と中国の習近平国家主席の会談は、豪華な歓迎式典で始まり、キャンドルライトの下での華やかな夕食会へと続いた。米政府と中国政府は、イラン戦争や人工知能(AI)、貿易を巡る緊張の緩和を模索している。トランプ氏は24日夜の夕食会で、自身と習氏は「これまでになく良好な関係にある」と語り、習氏が中国に持ち帰るハクトウワシの像を披露した。「北京の素晴らしい場所に置いてもらえることを願っている」と述べた。豪華なもてなしは、トランプ氏の対中姿勢の矛盾を浮き彫りにした。米中という超大国間の緊張が高まる中でも、同氏は首脳会談という舞台と習氏との個人的な親密さに引かれていたのだ。華やかな演出にもかかわらず、トランプ氏は目に見える成果をほとんど得られなかったようだ。これに対し、習氏はワシントン訪問の目的であった対等な立場のイメージを得た。