他人の評価や世間の目を気にしすぎるあまり、自分の本当の気持ちを押し殺している人は多い。周囲の期待に応えようとすればするほど、心身は疲弊し、いつの間にか「自分の人生」を生きている感覚が薄れていく。私たちが日常で感じている息苦しさの正体は、他人が作った評価軸やルールに自分を合わせようとしていることにあるのだ。他人が定めた見えないルールから抜け出し、人生の主導権を取り戻すための思考法を、書籍『やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ』の中から、紹介する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)

「他人の評価」を気にしすぎて潰れる人が今すぐ捨てるべき「見えないルール」・ワースト1Photo: Adobe Stock

パニックになる夢の正体

 多くのビジネスパーソンは、会社や社会から課された難題や不条理な要求に対して、「なんとかして枠組みの中で適応しなければ」と奮闘する。

 しかし、そうして周囲の影響に無理に自分を合わせようとすることで、自らストレスと不安を増幅させているのだ。

 カフェのオーナー・マイクが紹介したある男性は、夢の中で打ちにくいゴルフボールに悩まされていた。

 窓枠の上や岩の斜面など、あり得ない場所に落ちたボールをどうスイングすればいいかとパニックになり、多大なストレスを感じていた男性だった。

 しかし、ある夜「ボールを拾って自分で別の場所に置けばいい」という事実に気づいて覚醒した。

「教えられて信じ込まされたこと、広告で目にしたこと、仕事でストレスがあるときに感じたこととは違って、誰もが自分の人生のあらゆる瞬間を自分でコントロールしている。私はそれを忘れてしまい、すべての影響に適応しようとしていたが、同時にそれらの影響にコントロールされていた。私がゴルフボールをどこから打つかなんて、私自身以外に誰も気にしていなかったように、人生において自分が何を望んでいるのかを本当に知るのは自分自身だけだ。」
――『世界の果てのカフェ』より

「ゴルフボールを動かせ!」を今日の合言葉にしよう

 私たちは「誰も自分自身のゴルフボールがどこにあるかなど気に揉んでいない」という真実に気づいていない。

 他人の目や社会から課されたルールという最悪な場所で「どう打てばいいか」とイライラしている。

 しかし、そのボールは自分で動かしていいのだ。

 他人の評価を気にしすぎて潰れそうになったら、いつでもこの言葉を呟こう。

「ゴルフボールを動かせ!」

 自分の人生のコントロール権を他人に委ねるのをやめ、自分が本当に望む場所からボールを打ち直す決意をすることが大切だ。