パソコンを見ながら考え込むビジネスマン写真はイメージです Photo:PIXTA

「相手の負担にならないよう、情報がそろってから一度に連絡しよう」――そんな気遣いが、実は仕事を遅らせているかもしれない。途中経過や「まだ決まっていないこと」までこまめに共有したほうが、相手も動きやすく、トラブルも防ぎやすいからだ。仕事が早い人は、なぜ「完成」を待たずに連絡するのか。プロデューサーの石井玄氏が、仕事をスムーズに進めるための連絡のコツを解説する。※本稿は、プロデューサーの石井 玄『「自分でやらない」ほうがうまくいく 信頼されている人だけが知っている7つのルール』(PHP研究所)の一部を抜粋・編集したものです。

「全部そろってから連絡」が
仕事を止めてしまうワケ

 メールやチャットで連絡する際、要件は1通で済ませたほうがいい、結果がまとまってから連絡したほうがいい、と考えてしまうことがあるでしょう。

 でも、途中経過も共有していったほうが、仕事は早く進むし、トラブルも少なくなります。

 以前、あるポッドキャストのことで、デザイナーに「パーソナリティが持っている写真素材をできるだけたくさん欲しい」と言われて手配したところ、パーソナリティからは4~5枚の写真しかもらえなかったことがありました。

 パーソナリティに「もうちょっと写真をもらえないか」と相談することはできるものの、そうしている間の進行は止まってしまいます。

 だから、そのときはとりあえず手元の写真をデザイナーに送り、「足りないようでしたら、もうちょっと粘ります」と伝えることにしました。

 個人的には「ちょっと少ないかな」と思ったんですが、それはあくまで私の推測であって、実際にデザイナーがデザインしてみたら4~5枚でも十分だと思うかもしれない。それに、自分の判断でリクエストした追加素材が不要だったら、パーソナリティに余計な負担をかけてしまうことにもなります。