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「自分でやったほうが早い」と、仕事を抱え込んでしまう人は少なくない。責任感が強く、仕事への思い入れがある人ほど、その傾向は強くなるという。しかし、それではチームが育たず、自分自身も仕事から手を離せなくなる。では、仕事を任せられる人は、何を基準に「自分でやらない」と決めているのか。※本稿は、プロデューサーの石井 玄『「自分でやらない」ほうがうまくいく 信頼されている人だけが知っている7つのルール』(PHP研究所)の一部を抜粋・編集したものです。
なぜ「自分でやったほうが早い」と
仕事を抱え込んでしまうのか
私が仕事を自分でやらないようになっていったのは、そのほうがチームとして健全だからです。
複数人のチームで仕事をする場合、必ずそれぞれに役割があります。その中には指示する人と実行する人がいる。自分の役割を自覚していれば、おのずとやることは決まってきます。
でも、指示する人が自分で仕事を抱え込んだりしてしまうのは、なぜなのでしょうか。
一つには、現状では仕事がうまく回らない、クオリティが保てないと指示する側が判断するケースがあります。私もかつては「自分でやったほうが早い」と、すぐに仕事を引き取ってしまいがちでした。
しかし、それだといつまでたっても自分でやることでしか解決できなくなります。自分の体力、気力の限界が企画の質に直結してしまうことは望んでいません。
不安があるなら、一人に全部任せるのではなく、できそうな分だけ任せて、残りの仕事を分配する。もしくは、部分的に自分で引き取る。そのバランスを判断するのは、指示する側の仕事だと思います。
もう一つは、「この仕事は私がやりたいんだ」と、思い入れのある仕事を抱え込んでしまうケース。







