もしかしたら、「出世しなければ認められない」という会社における価値観が、いつの間にか自分の価値観として置き換えられてしまったのかもしれません。

「安定した仕事に就くべきだ」というのは、親の価値観だったのかもしれません。「家族を持つのが普通だ」というのは、世間の価値観だったのかもしれません。

 他人の価値観で生きてきたから、それが達成されたり途切れたりしたとき、「で、自分は何をすればいいんだろう?」と迷子になってしまうのです。

 では、どうすれば自分の価値が見つかるのでしょうか。

 ここでは、6つの方法をご紹介します。まずは気軽に試してみてください。

[価値を見つける方法(1)]人生を6つの領域から考えてみる

 心理学者で教育者のエドゥアルト・シュプランガーは、人間の価値観を次の6つに分類しました。

(1)理論型――真理を追求したい、知識を深めたい、物事の仕組みを理解したい
(2)経済型――お金を稼ぎたい、豊かになりたい、効率的に物事を進めたい
(3)審美型――美しいものに囲まれたい、芸術を楽しみたい、感性を大切にしたい
(4)社会型――人の役に立ちたい、誰かを助けたい、社会に貢献したい
(5)権力型――リーダーシップを発揮したい、影響力を持ちたい、人を導きたい
(6)宗教型――精神的な充足を求めたい、調和を大切にしたい、人生の意味を見つけたい

 第一印象で「自分はこれかな」と思った感覚を大事にしてください。どれか一つに当てはまる人もいれば、複数にまたがって当てはまる人もいます。何となく自分が大切にしている価値のイメージが、過去の出来事とともに思い浮かんだらOKです。