写真はイメージです Photo:PIXTA
「出世したい」「年収1000万円を達成したい」「家族を持ちたい」――これまで当たり前だと思ってきた目標がかなったのに、なぜか満たされない。中年に差しかかり、そんな違和感を覚える人は少なくない。もしかすると、それは「自分が本当に大切にしたいこと」と、他人や世間から与えられた価値観がズレているからかもしれない。臨床心理士の中島美鈴氏が、スマホの写真や「嫌いな人」など、身近なものから自分の価値観を見つける方法を解説する。※本稿は、臨床心理士の中島美鈴『しんどい「中年の危機」から抜け出す本』(青春新書インテリジェンス)の一部を抜粋・編集したものです。
「年収1000万円達成」は
「価値」でなく「目標」
価値とは「人生で大切にしたいと思っていること」「こういう自分でありたいと願っていること」。進むべき方向を示す、人生の羅針盤のようなものです。
注意したいのは、価値と目標は違うということ。
「年収1000万円を達成する」は、目標です。達成したら区切りがつきます。
一方、「家族を大切にしたい」は価値で、ずっと続いていくものです。
「家族を大切にしたい」
「誰かの役に立ちたい」
「自分らしく自由に生きたい」
「美しいものに囲まれて暮らしたい」
「知識を深めたい」
「人から尊敬されたい」
価値は人それぞれ違うので、どれが正しい、どれが間違っているということはありません。大切なのは、あなた自身が心から大切にしたいと思っているかどうかです。
「出世したい」「家族を持ちたい」
それは本当に自分の価値観?
ミドルエイジの人たちがいつも心にしこりがあるように感じているのは、この価値が見えなくなっているからです。若いころに抱いていた「出世したい」「いい車に乗りたい」という目標は本当にあなた自身の価値だったでしょうか?







