嫌いな人3人に共通する要素は、あなたの中にある「こうあってほしい」という価値を映し出しているのです。

[価値を見つける方法(5)]「お金があったら何をしたいか」を考える

 もし、宝くじで3億円当たったら、何をしますか?お金があったらすることを考えると、あなたが本当に大切にしたい価値が見えてきます。

「仕事を辞めて、海外旅行に行く」→自由、冒険
「家族ですごせる家を買う」→家族への愛、安心
「好きなことを仕事にする」→自己実現、やりがい

[価値を見つける方法(6)]人生の終わりを想像してみる

 少し重いテーマですが、とても効果的な方法です。

 自分の人生が終わるとき、お葬式で何といわれたいですか?

 お葬式でいわれたい別れの言葉は、あなたが人生で大切にしたい価値を表しています。

「あの人は、家族を大切にしていたね」
「あの人は、たくさんの人を助けてくれたね」
「あの人は、自分らしく生きていたね」

ミドルエイジだからこそ
本当に大切な価値が見える

 職場での立場もあるし、家族もいる。今までの積み重ね以上の仕事はできないし、一人気ままな生き方を急に変えるのはわずらわしい。仕事もプライベートも、守るべきものが多くて、自分の意志で変化させるのは難しい。

 だから、今さらこの年で本当に大切にしたい価値を見つけても遅いんじゃないか……。そう思う人がいるかもしれません。

 でも、そういうときはこう考えてみてください。

 ミドルエイジだからこそ、価値を再発見することができるのです。

『しんどい「中年の危機」から抜け出す本』書影『しんどい「中年の危機」から抜け出す本』(中島美鈴、青春新書インテリジェンス)

 私たちは人生の半分以上を生き、いろいろな経験をして、大なり小なりの成功も失敗も味わってきました。その分、若いころ以上に「本当に大切にしたい価値」が見えるようになっているのです。

 ここで立ち止まって自分の人生を振り返り、「これから、どう生きたいか」を考えてみましょう。価値の主語はいつも「私」です。

「私は○○でありたい」
「私は○○を大切にしたい」
「私は○○を求めて生きたい」

 ミドルエイジになって自分の中に見つけた価値は、これからの人生の羅針盤になります。

 そして、価値はどこかから借りてくるものではありません。また、わざわざ遠くに宝物を探しに行かなくても、すでにあなたの心の中にあります。

 だから、焦る必要はありません。今すぐに答えが出なくても大丈夫です。