東大生は生成AIに「答えを教えて」と言わない。では何を聞く?考える力を伸ばす「すごい質問」Photo:PIXTA

偏差値35から東大に逆転合格した西岡壱誠氏が、自らの経験と東大生1000人への調査をもとにした著書『知識と思考力がいっきに身につく 東大式インプット大全』(アスコム)を上梓しました。その内容を一部抜粋してお届けします。今回のテーマは「生成AIの使い方」。優れた頭脳を持つ東大生は、どのようにしてChatGPTやGeminiを使いこなしているのでしょうか?(株式会社カルペ・ディエム代表 西岡壱誠)

東大生の約6割は、すでに生成AIを使っている

 東大生は、ChatGPT、Geminiなどの生成AIを、調べもの、要約、文章作成、アイデア出しに当たり前のように使っています。

「AIを使うのはずるい」と感じる人もいるかもしれませんが、もはやそれは「電卓を使うのはずるい」と言っているのとあまり変わりません。AIは、すでに「使う前提」の、時代の道具になっているのです。

 ただ、AIを使う人の中で、インプットを自分のものにできる人と、そうでない人に、はっきり分かれてきています。違いは、AIの使い方にあります。
 
 インプットを自分のものにできる人は、AIを「思考の補助」として使います。一方、そうでない人は、AIを「答えを出してくれる機械」として使います。

 前者は、自分の頭で考えるためにAIを使う。後者は、自分の頭で考えないためにAIを使う。同じツールを使っていても、向かう方向が逆なのです。

 東大生にAIの使い方を聞くと、彼らの口から出てくるキーワードは1つです。「答えではなく、ヒントをもらう」。これが、AIと付き合ううえでのいちばん大事なルールです。