巨大すぎる駅に驚愕!
ハノイメトロに乗ってみた

 2号線を除き、いずれも都心の西側に伸びる路線だ。北部から東部にかけて紅河が流れるハノイでは、市街地は後背地である西部から南部に向かって拡大した。大規模な住宅開発も進むエリアだけに、通勤路線の整備を急ぎたいのが見えてくる。

 これらを運行するのが「ハノイメトロ」だ。日本語では「ハノイ地下鉄」と呼ばれることもあるが、現時点で「2A号線」と「3号線」は全区間が高架線。3号線の延伸区間が初の「地下鉄」となるが、地下鉄か否かは本質ではなく、トンネルと高架を使い分けて都心と郊外を結ぶことが都市高速鉄道の役割である。

 まず、2A号線に乗ってみた。「2A」とあるのは2号線の支線扱いだからで、将来的に2号線と接続する予定だ。現在は孤立した路線だが、2027年に3号線が延伸開業するとカットリン駅が乗換駅になる。

「巨大すぎる駅」「近すぎる鉄道」バイク800万台のハノイで見た“驚きの光景”【写真多数】カットリン駅の外観(筆者撮影)
「巨大すぎる駅」「近すぎる鉄道」バイク800万台のハノイで見た“驚きの光景”【写真多数】カットリン駅のホーム(筆者撮影)

 2A号線は中国の政府開発援助(ODA)のもと、中国中鉄股份有限公司傘下の中国鉄道第六工程局集団が中心となって建設した。驚いたのはターミナルの巨大さだ。カットリン駅は3面2線(ホーム3つ、線路2つ)の大きいとは言えない規模の駅だが、改札、コンコースは広大。一方でトイレなど設備配置の設計はおざなりな印象だ。

 現在の終点、イエンギア駅も巨大である。2A号線はイエンギア駅から20キロ程度の延伸計画があり、将来的な輸送需要をどの程度、見込んでいるのかは分からないが、全体的に設備が過大な印象だ。

「巨大すぎる駅」「近すぎる鉄道」バイク800万台のハノイで見た“驚きの光景”【写真多数】現在の終点イエンギア駅(筆者撮影)