タイムズカーで発生した大規模な情報漏洩に対して同社はホームページで「個人情報の不正利用等の事実は確認されておりません」と発表している 撮影=ダイヤモンド・ライフ編集部
タイムズカーの情報漏洩を知らせるメールが届き、「自分の免許証も流出したのか」と不安になっていませんか。一方で、同じ会員なのにメールが届かず、判断に迷う人もいます。企業の発表や通知は、どこまでを意味しているのでしょうか。トビラシステムズのセキュリティリサーチャー、柘植悠孝さんに、続報を待つ間にできる対策のポイントを聞きました。(聞き手 ダイヤモンド・ライフ編集部)
同じメールでも
同じ被害とは限らない
――タイムズから情報漏洩に関するメールが届きました。まず、何を確認すればいいでしょうか。
取材の際に編集部の方が入手したメールと、私が入手したメールの例を見比べると、記載内容に違いがありました。
あくまで私はタイムズの関係者ではないため、メールの送付対象や条件などの詳細までは把握できませんが、「情報漏洩のお知らせが来た」ということだけで、全員同じ情報が漏洩したとは考えないほうがいいと思います。まずは、ご自身に届いた通知が何を知らせているものなのかを確かめる必要があります。
――漏洩した情報の一覧に、氏名や住所、免許証、学生証などが並んでいたら、自分の情報が全部流出したという意味ですか。
その一覧が、今回の事案全体の説明なのか、受信者本人に関する個別の説明なのかによって、意味が変わります。私たちが確認したメールにも、受信者本人が提出していないと思われる書類の種類が含まれているものがありました。
ただし、そこから「これは全員共通に送られているテンプレートだ」「この項目だけは自分に関係ない」とまで断定することもできません。自分で推測して結論を出すより、公式の説明や個別の案内を確認することが大事です。
――反対に、メールが届いていない人は安心してよいのでしょうか。
届いていないという一点だけでは安心できません。以前登録したメールアドレスを現在は使っていないために届いていなかったり、迷惑メールフォルダーに入っていて気づかなかったりする可能性もあります。
どういった条件で送信されているかは私の立場から断定できませんが、「友人には来たのに自分には来ない」という比較だけで考えるのではなく、自分が登録している連絡先や、企業の公式案内を確認してください。









