肉体労働は身体的な負担が増える。加齢や肉体的負担で、発揮できる労働力、つまり働ける体力や量は下がりうる。労災のリスクがある。怪我や加齢からの影響と無縁ではいられない。さらに加齢にしたがい、生物としての個別差が激しくなってくるし、そう感じるひとも多いのではないか。
要するに、同年齢でも元気なひとと、老いるひとが明確になってくる。本人のせいというより、遺伝・生まれつきの要素が大きい。だから、自身の身体的現実を真正面から知って冷静に判断するべきだ。
現場職への転職には
体力と労災のリスクがある
日本ほど安全な労働環境の国はないと思うものの、建設現場での死亡者は2024年で232人もいる。また死亡という大きな事態ではなくても、関節炎、腰痛、肺疾患等のリスクはある。
もちろん、ブルーカラーのサポート機器も充実してきている。日本じゅうで開催されている物流展に行くと目立つのがパワーアシストスーツだ。重量物の運搬とか作業における肉体への負担を大きく減らす。さらに年々安価になっている。また人間が実際に高所に行かずにドローンが代替するケースもある。
日本では2024年からi-Construction2.0が掲げられた。これは建設DXを進めていこうとするもので建設現場の生産性を向上させる目的があった。ここでもさまざまなテクノロジー活用が推奨される。
たとえばドローン測量によって劇的に作業量を減らす、といったものだ。これも一例だがテクノロジーが現場の負担を減じているのは事実で、自身のキャリアを考えて決断するべきだろう。
ただ、なぜパワーアシストスーツやドローン、i-Construction2.0を紹介したかというと、これらの世界的動向が意味するのは、現代のブルーカラー職がもはや単純な体力勝負の肉体労働から変容しているからだ。
AIもあるし、ブルーカラーは高度なデジタルツールを駆使して物理空間を制御する、きわめて高度なテクノロジーワーカーともいうべき新たな技術職に変貌を遂げている。







