不安に駆られた投資家が、人工知能(AI)ブームを背景に最高値を更新した大手テック株の一部から資金を引き揚げている。だが、米パソコン・データストレージ大手デル・テクノロジーズのマイケル・デル最高経営責任者(CEO)は、同社は嵐を乗り切る体制が整っていると語る。同氏が1984年に1000ドル(現在のレートで約15万8000円)を元手に寮の一室で設立したデルは、消費者へのパソコンの直販から、テック大手が渇望する高性能スーパーコンピューターの提供へと軸足を移した。そしてその販売戦略は、世界的に前例のないAIインフラ構築の恩恵を最も受けている企業群の中でも、比較的異色のものとなっている。