米食品・飲料大手ペプシコはかつて、投資家が株式に求めるあらゆる要素を体現していた。信頼できるブランド、着実な増益、安定したリターンだ。そうした評判は薄れつつある。株価は2023年の高値から約3分の1下落し、コカ・コーラと比較した場合の割安感はこの25年余りで最も大きくなっている。物言う投資家のエリオット・マネジメントは昨年、好機を見いだし、40億ドル(約6300億円)相当の株式を取得してペプシコに北米のスナック・飲料事業の効率化を迫った。それから1年経過したが、立て直しはまだ成果を上げていない。問題は幾つかの不振ブランドだけにとどまらないかもしれない。ペプシコは小手先の対策をやめ、ボトリング事業のスピンオフ(分離・独立)など、より抜本的な改革を検討する必要がある。2018年からCEO、2019年から会長を務めるラモン・ラグアルタ氏がペプシコを率いるのにふさわしい人物なのかどうか、多くの投資家が疑問視している。