イーロン・マスク氏が率いる衛星通信・宇宙開発企業スペースXと電気自動車(EV)大手テスラを統合しようとする案は、マスク氏にとっては好都合かもしれない。だが株主にとって、特にテスラの株主にとってはそうとも言えないようだ。両社の統合が実現すれば、マスク氏が実現を目指す主な事業が一つに集約され、世界一の富豪が築いた広大な企業帝国がより効率的に運営されることになる。プラス面としては、統合で誕生するコングロマリットの巨大な規模と多様な収益源は、資本コストの引き下げにつながる可能性がある。そうなれば、マスク氏が思い描く複数の惑星におけるサイエンスフィクション(SF)のような未来を実現するための資金調達が容易になるかもしれない。
スペースXとテスラの統合、複雑怪奇で評価は困難
マスク氏の多種多様な事業を集約すれば、投資家にとっては評価の迷路となるだろう
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