フランス右派の大統領候補筆頭であるマリーヌ・ルペン氏は、経済的苦境と政府への怒りにあおられて数週間続いた騒乱を受け、フランスを再生させる「結束役」として自らの立場を打ち出し、来年の大統領選に向けた選挙戦を開始した。今月、フランス全土に抗議デモが拡大する中、右派と左派双方の政治家たちが主導権を握ろうとしてきた。24日には40万人を超える人々が街頭に出て、生活費高騰と公共サービスの悪化に対して抗議の声を上げた。デモの大半は平和的だったが、1週間前に国を揺るがした略奪や暴動をほうふつとさせるように、いくつかの地域で警察との衝突が発生した。ジャンヌ・ダルクが1429年に英国による包囲を解くのを助けた歴史のある都市オルレアンで25日に数千人の支持者に演説したルペン氏は、自身の従来の支持層を超えた有権者への訴えを行うことで、政治的な争いの枠組みを超越しようと試みた。 同氏は2017年と2022年の大統領選で決選投票に進みながらもエマニュエル・マクロン氏に敗れており、大統領の座を得るためにはこれまでよりも幅広い支持が必要となる。