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「自分に厳しい人」ほど仕事ができる――。そう信じて、失敗するたびに自分を責めていないだろうか。ところが、社員データを分析すると、「自分に適度に優しい」人のほうが年間の業績スコアは14%高く、自分に厳しい人は休職率が2.3倍も高かった。失敗を引きずらず、成果を出し続ける人は何が違うのか。※本稿は、株式会社クロスリバー代表取締役社長の越川慎司『17万人の分析データから導き出したトップ5%社員の感情に振り回されない習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。
「自分に厳しい」社員ほど
休職率や離職率が高い理由
「自分に厳しくしないと成長できない」。
弊社が15社で行った調査(編集部注/筆者が代表を務める株式会社クロスリバーが、2017年~2025年に行ったビジネスパーソンを対象にした行動分析・アンケート調査)で、95%社員の77%がこう考えていました。
日本のビジネス文化では「自分に甘い」ことは悪であり、「自分に厳しい」ことが美徳とされています。しかし、弊社のデータはこの常識を覆すものでした。「自分に厳しい」ことが、むしろパフォーマンスを下げていたのです。
弊社が20社の社員データを分析したところ、「自分に厳しい」と回答した社員と「自分に適度に優しい」と回答した社員では、後者の方が年間の業績スコアが14%高かったのです。さらに、「自分に厳しい」社員は、メンタルヘルスに関する休職率が2.3倍高く、離職率も1.8倍高いことがわかりました。「自分に厳しくする」ことが、長期的には自分を壊していたのです。
画像:Diamond ※本文をもとにAIで作成 拡大画像表示
なぜ自分に厳しい人の方がパフォーマンスが低いのでしょうか。弊社のヒアリングで見えてきたのは、「自分に厳しい人は、失敗を許容できない」という構造です。失敗を許容できないと、挑戦を避けるようになります。挑戦を避けると、成長の機会を逃します。







